実践編~ハンドドリップ【3】~
今回のおうちコーヒーのテーマは~
「お湯の温度」です。
おうちでハンドドリップをしている方々でも
「お湯の温度」ってそんなに気にしたことがないという人が
ほとんどではないでしょうか。
ですが、実は抽出するお湯の温度が
コーヒーの味や香りにとても関係しているんです。
簡単に言うと
『湯温が低いと酸味のボリュームが多く、湯温が高いと苦味のボリュームが多くなる』
という傾向にあります。
まあぼくも最初は沸騰したまま熱々のお湯を注いでいました。笑
おうちコーヒーに凝りだしてしばらくたったころ
なんとなく気分でお湯の温度を下げてみたんです。
むむ!!!
いつも飲んでいるコーヒーとなにか違う!!
そう感じてからは
しっかりと温度を測ってから抽出するようになり、
なんやかんや試してみたところ
85℃くらいで飲むのが一番おいしい
という結論に落ち着きました。
今回の実践では
わかりやすく高温と低温で比較します!
お湯の温度以外の条件はすべて同じ
お湯の温度のみ90℃と75℃の二通り
詳細は下記の通り
豆・・・行きつけのお店で買った中深煎りの「グァテマラ」
A | B | |
豆の量(g) | 13 | 13 |
メッシュ | 中挽き | 中挽き |
抽出量(cc) | 150 | 150 |
お湯の温度(℃) | 90 | 75 |
抽出時間(秒) | 150 | 150 |
飲んでみて感じたこと箇条書き
【A】
・華やかな香りと酸味
・苦味がしっかり出ていて酸味とのバランス〇
・冷めると酸味を感じやすくなる
【B】
・全体的にスッキリした味わい
・苦味が弱く香りも弱め
・なんとなく味気なく感じた
・冷めると酸味も弱まるイメージ
結果、75℃で淹れるのはオススメできないです!
なんといっても
コーヒー豆の美味しい成分が抽出しきれていないように感じます。
せっかくの「グァテマラ」特有の豊かな酸味もあまり感じられませんでした。
一般的に酸味は高温よりも低温のほうが出やすいとされていますが、
75℃ではちょっと低すぎるのかなあと。
逆に90℃ではしっかりと苦味も抽出されるので、
苦味を少し抑えたい場合には、
少し温度を下げて85℃くらいにしてみるのもいいですね!
あとは個人の好みになるので、
好みの温度を探してみるのも面白いと思いますよ~
それでは、今回の実践は以上になります!